シアトルと映画

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ワシントン州のおみやげ屋さんでは、Sleepless in Seattleと書かれたTシャツはいまだに目玉商品として売られています。Sleepless in Seattle(邦題「めぐり逢えたら」)といっても、知らない人も多いのでは、と思いますが、1993年当時まさに売れっ子だった俳優、トム・ハンクスとメグ・ライアンという2人を起用し、タイトルにも「シアトル」とバーンと出ているので、やはり15年前前後にシアトルにいた人にとっては必見の映画でした。

最近シアトルといえば、この映画!という映画は少なくなって来ているように感じますが、実はシアトル、映画界にもどんどん進出しています。去年の映画では、「フレンズ」のレイチェル役で有名なジェニファー・アニストンが主演の映画もシアトルが舞台、という設定になっています。(半分以上はおとなりのバンクーバーでの撮影となったようですが)また、ロビン・ウィリアムスというアメリカでは有名なコメディアンが主演のWorld’s Greatest Dadという映画もワシントン大学近くのウォーリングフォードという地域にある旧高校の建物で撮影が行われました。

なぜこの様に映画がシアトルで度々撮影されているのかというと、実はシアトル市、ワシントン州共に、映画・テレビ界をこの地域に呼び込む活動を活発に行っているんです。Washington Film WorksやSeattle Film Incentive といった自治体からのサポートによって招致活動を行い、シアトル、またワシントン州での撮影を推奨しているそうです。シアトルやワシントン州で撮影に掛かった費用の30%が返ってきたり、消費税控除や、ホテル税控除があったりといろいろな面で撮影する側にとっても魅力的な条件を揃えているのです。映画のマーケティング・宣伝に携わる会社でのインターンも人気で、その会社でインターンをする学生がいる期の学生は無料で映画の試写会に行けるのも隠れたIBPの特典です。

シアトルは映画の舞台として利用されているだけではなく、街中に映画館が沢山あり、映画好きには最高の街。ハリウッド映画からインディー系、外国の映画などを観ることができます。

シアトルが舞台の作品の古いところでは、テレビシリーズのFrasier (邦題「そりゃないぜ!? フレイジャー」)やこれまたシアトルでSleepless in Seattleに並んで有名なSingles(邦題「シングルス」ダウンタウン近くのCapitol Hill問い地域にあるアパートがロケ地らしい)もあります。最近のテレビシリーズでは、今でも続いているグレイズ・アナトミーも架空のシアトル・グレース病院という病院が舞台となっています。(実際の撮影はシアトルでは行われていませんが)ダウンタウンからフェリーで30分のベインブリッジ・アイランドという島にメインキャラクターの数人が住んでいるという設定になっているので、フェリーの様子など良く映っていますし、オープニングにはスペースニードルがどどーんと登場。どの映画やテレビ番組にしても、シアトルに実際住んでいる人としては、物理的にその移動はこの時間内で無理でしょう~!という場面も多々ありますが、やはり知っている場所が画面に現れるとうれしいものです。シアトルが舞台になるたびに新しいTシャツが出てこないのは、逆に街としても映画の舞台となることに慣れてしまったのかもしれませんね。

他にもシアトルで撮影された映画について知りたい方はシアトル市のページにリストがのっているのでチェックしてみてください!